愛猫はポチの気ままに徒然紀行

SNSで書いた事を備忘録的に残しています

どの常識が正しい常識なのか

回転寿司で使われている食材は表示されている品種とは異なる代用魚が使われていると言われています。それって食品偽造では?と思うのですが以前ネットでそういう話題を振ったら食品業界の人だという方達(本当にそうなのかどうかは分かりません)から「本物を使うと数が足りなくなるから代用魚を使うのが当たり前」「お寿司があの値段で出せるわけないのだから偽物だなんてみんな分かっているでしょ?」「代用魚の名前で売ったら誰も食べないでしょ?だから一般的な名前にしているのだよ」と言われました。

安いのだから偽物なのは当たり前。
売るために名前を偽装するのは当たり前。
みんな偽物だと分かっているだろうからそのまま提供するのは当たり前。

2014年に有名ホテルが高級食材を安価な食材を使用して話題になり、あれは食品偽造ではなく誤表示だと言い訳していました。
上記の言い分が通るなら、伊勢海老のディナーが普通では考えられない価格で出せば偽物でもOK、それを売るためなら違う名前を使ってもOKとなるのだよね。

そんな自分たちが勝手に思っている常識を当たり前だと振りかざしても、こっちとしては頼んだものが実は偽物だったという事が事実で、お店はお客が食いつきそうな名前を勝手に付けていいなんて言われても、こっちはそんなの詐欺だと思うだけです。

それを常識だという感覚は驚きます。

そう言えばあのクルドで有名なザ・リッツ・カールトンでも誤表示(偽装?)がありましたね。

リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
私たちは、お客様に心あたたまる、くつろいだそして洗練された雰囲気を常にお楽しみいただくために最高のパーソナル・サービスと施設を提供することをお約束します。
リッツ・カールトンでお客様が経験されるもの、それは感覚を満たすここちよさ、満ち足りた幸福感そしてお客様が言葉にされない願望やニーズをも先読みしておこたえするサービスの心です。」

これがザ・リッツ・カールトンのクルドです。

本来であればリッツ・カールトンで誤表示が起きれば誰かが「このような間違ったメニューを出しては最高のパーソナル・サービスと言えません。今すぐ謝罪して正しい料理を用意しましょう」となるはずなのに。